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ラグビーの国代表は国籍が違うのになれるのは何故ですか?

ラグビーの場合、国際ルールにおいて、外国人選手の出場が認められているため、その国の国籍を持たない選手でも国の代表になることができます。その条件は以下になります。

 

・出生地がその国
・両親、祖父母のうち一人がその国の出身
・その国で3年以上、継続して居住している
※上記いずれかの条件をクリアし、かつ他の国の代表の選手になったことがない場合に代表になれます。

 

ラグビーの場合、国籍よりも、所属しているチーム、そしてそのチームが所属するラグビー協会を優先して代表を決めています(ラグビー日本代表は、日本ラグビー協会の代表)。

 

ではなぜこのようなルールになったかというと、ラグビーは元来、英国人を中心とした白人だけで行われてきました。
英国はかつて世界中に植民地(オーストラリアやニュージーランドなど)をつくり、彼らはその植民地でラグビーをプレーしていました。
英国本国と植民地との間で試合を行う場合、植民地側のメンバーはすべて白人でした。
そして植民地だった国はやがて独立していきますが、ラグビーは植民地に移住した白人たち(国籍は英国のままの選手が多い)の間でのみ盛んで、そこで代表チームを作ると彼ら英国人たちで構成されました。今でもアフリカのナミビアや香港の代表は白人ばかりで構成されています。ある意味ラグビーは英国人中心で行われた閉鎖的側面がありました。
そのためラグビーでは国籍ではなく、在住の英国人がその国の代表となれるようにしたのがこのルールのルーツと言われています。