HIAは選手を守る
激しいコンタクトプレーにより脳震盪を起こした疑いがある選手にはHIA(Head Injury Assessment)が適用され、HIAの専門的な講習を受けた担当者(マッチドクター、チームドクター)により脳振盪を確認するため10分間一時退場となります。その間は代わりの選手の出場が認められます。
脳振盪ではないと判断された場合には試合に戻ることができますが、脳振盪と判断された場合には、当該選手はプレーを続行することはできません(10分を超えても復帰できない場合も同様)。これにより、脳振盪を起こした選手がそのままプレーを継続してしまうことを防ぐことができます(ワールドラグビーの発表によると、HIA導入前は脳振盪を起こした選手の56%はそのまま試合を継続していました。HIAを導入することで、その数字は12%以下に下がりました)。
現在では、ラグビーワールドカップ、スーパーラグビー、シックスネーションズをはじめ、TOP14などメジャーな大会では洩れなく採用されています。あなたも
HIAを適用された選手は無条件にグラウンドの外にでなければなりません。その場合交代の選手が入ります。
HIAや負傷交代でチームの戦力が落ちてしまうことのないよう、複数のポジションをこなせる選手が選ばれる傾向があります。
その他
- オフサイド
- トライはゴールポストを目指す
- 密集には名前がある
- タックルは勇気の象徴
- キックは4種類ある
- ラインアウトは空中戦
- ラグビーと規律
- キックは飛び道具
- ハイパントキャッチは勇気の勝負
- インターセプトは追いつけない
- レフリーは司会者
- ジャッカルは瞬間技
- F=mα
- セットプレーは攻撃のカナメ
- スクラム組もうぜ!
- ラインアウトとモール
- オフロードパスは体幹の強さとボディバランス
- フェーズを重ねる
- フェアキャッチはピンチを救う
- ドロップアウトと5mスクラム
- 反則はレフリーのジェスチャーで
- ブレイクダウンの攻防
- ストラクチャーとアンストラクチャー
- うっかりオブストラクション
- “スタッツ”はプレーの成績表
- タックルはひとつじゃない