レフリーは司会者
試合中の反則に対して笛を吹くのは一人のレフリーであるが、レフリーの本質は“プレーヤーの最高のパフォーマンスを演出し、観客を魅了する試合をつくること”なのです。
身近な例で例えるとTV番組のMC(司会者)のような役割です。
主役はプレーヤー(出演者)です。主役たちを引き立て、観客(視聴者)を喜ばせ、試合(番組)を上手に進行させます。大きく違うところは、レフリーは試合中において絶対者であり、プレーヤーはレフリーの判定や指示に逆らうことはできません。
そのため、レフリーには公正および一貫性をもったレフリングが求められます。
また、プレーの安全性の確保もレフリーの重要な役割です。危険な行為や不適切なプレーに対しては単に反則をとるだけでなく、その場でプレーヤーに注意や指導を行って問題を排除します。そしてプレー中にケガをしたプレーヤーに対しては迅速に救護の対応を行います。
ラグビーの試合はレフリー次第で面白くもつまらなくもなり得ます。
反則に厳しいレフリーであれば頻繁に笛が吹かれ(微妙な反則までとる)、何度もゲームが中断します。
見る方からすれば反則が少なく、ボールが継続して繋がり続ける試合の方が面白いものです。
名司会者ならぬ名レフリーが裁く試合は本当に素晴らしいものがあります。
その他
- オフサイド
- トライはゴールポストを目指す
- 密集には名前がある
- タックルは勇気の象徴
- キックは4種類ある
- ラインアウトは空中戦
- ラグビーと規律
- キックは飛び道具
- ハイパントキャッチは勇気の勝負
- インターセプトは追いつけない
- ジャッカルは瞬間技
- F=mα
- セットプレーは攻撃のカナメ
- スクラム組もうぜ!
- ラインアウトとモール
- オフロードパスは体幹の強さとボディバランス
- フェーズを重ねる
- フェアキャッチはピンチを救う
- ドロップアウトと5mスクラム
- 反則はレフリーのジェスチャーで
- ブレイクダウンの攻防
- ストラクチャーとアンストラクチャー
- うっかりオブストラクション
- HIAは選手を守る
- “スタッツ”はプレーの成績表
- タックルはひとつじゃない