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カウントダウンタイマー

ストラクチャーとアンストラクチャー

ストラクチャーはアタックもディフェンスも“陣形が整った状態”のことを表す用語です。逆に“陣形が整っていない状態”(状況次第の混沌とした状態)をアンストラクチャーと呼びます。
例を挙げると、スクラムやラインアウトなどのセットプレーからの攻撃やディフェンスはストラクチャーとなります。ラックやモールからの攻撃もおおむねストラクチャーとなる場合が多いです。
それに対して、相手からのハイパントキックをキャッチしてからのカウンターアタックや、相手のミスなどから攻撃に転じた場合、ターンオーバー(守備側が攻撃側のボールを奪う)が発生した場合、インターセプトしたあとなどはアンストラクチャー状態となります。
つまりストラクチャーには“型”があり、アンストラクチャーには“型がない”ということです。
選手個々に状況に応じた優れた判断力とスピードがあるチームはアンストラクチャーをチャンスにしやすくなります。ニュージーランドやオーストラリア、フィジー、サモアなど南半球のチームはアンストラクチャーな攻撃に長けています。一方、ヨーロッパのチームはストラクチャー型がほとんどと言われています。