ストラクチャーとアンストラクチャー
ストラクチャーはアタックもディフェンスも“陣形が整った状態”のことを表す用語です。逆に“陣形が整っていない状態”(状況次第の混沌とした状態)をアンストラクチャーと呼びます。
例を挙げると、スクラムやラインアウトなどのセットプレーからの攻撃やディフェンスはストラクチャーとなります。ラックやモールからの攻撃もおおむねストラクチャーとなる場合が多いです。
それに対して、相手からのハイパントキックをキャッチしてからのカウンターアタックや、相手のミスなどから攻撃に転じた場合、ターンオーバー(守備側が攻撃側のボールを奪う)が発生した場合、インターセプトしたあとなどはアンストラクチャー状態となります。
つまりストラクチャーには“型”があり、アンストラクチャーには“型がない”ということです。
選手個々に状況に応じた優れた判断力とスピードがあるチームはアンストラクチャーをチャンスにしやすくなります。ニュージーランドやオーストラリア、フィジー、サモアなど南半球のチームはアンストラクチャーな攻撃に長けています。一方、ヨーロッパのチームはストラクチャー型がほとんどと言われています。
その他
- オフサイド
- トライはゴールポストを目指す
- 密集には名前がある
- タックルは勇気の象徴
- キックは4種類ある
- ラインアウトは空中戦
- ラグビーと規律
- キックは飛び道具
- ハイパントキャッチは勇気の勝負
- インターセプトは追いつけない
- レフリーは司会者
- ジャッカルは瞬間技
- F=mα
- セットプレーは攻撃のカナメ
- スクラム組もうぜ!
- ラインアウトとモール
- オフロードパスは体幹の強さとボディバランス
- フェーズを重ねる
- フェアキャッチはピンチを救う
- ドロップアウトと5mスクラム
- 反則はレフリーのジェスチャーで
- ブレイクダウンの攻防
- うっかりオブストラクション
- HIAは選手を守る
- “スタッツ”はプレーの成績表
- タックルはひとつじゃない