ポジションの由来は8列
ラグビーのポジションは、“列”で名前がつけられています。
それはスクラムを組んだ状態での全プレーヤーの配置(並び)をもとにしています。
並びは全部(フル)で8列ありました。
・一列目(1番、2番、3番)をフロントロー(2番は足でボールを引っ掛けるためフッカーと呼びます。それに対して1番と3番をプロップと呼んで区別します)
・二列目(4番、5番)をセカンドローまたはロック
・三列目(6番、7番、8番)をサードローまたはバックロー(現在は両サイドはフランカー、最後尾をNo.8と呼んで区別しています)
現在のスクラムは前から3人-4人-1人ですが、以前は3人-2人-3人で組んでいたので6番と7番は今でも第三列と呼ばれています。
・4列目(9番)はスクラムハーフまたはハーフ。4/8=1/2(half)から来ています。スクラムの近くにいるポジションなのでスクラムハーフと呼ばれます。
・5列目(10番)は5/8=ファイブエイス。南半球ではこの呼び名で通っていますが、日本やアメリカでは「スタンドオフ」と言います。スクラムハーフとは異なり、スクラムから離れて(off)、立つ(stand)位置にいるためです。しかし世界的にはフライハーフという呼び方が一般的です。このポジションはよくボールを蹴って飛ばす(fly)ことから来ているようです。尚、南半球ではインサイドセンター(スタンドオフから常にボールをもらうセンター)を同列とみなしセカンドファイブエイスと呼びます。(これに対しスタンドオフはファーストファイブエイス)
・6列目は6/8=3/4でスリークウォーター・バックと言います。両翼の位置をウィング・スリークォーター・バック(WTB)、その間の位置がセンター・スリークウォーター・バック(CTB)と呼びます。
・7列目は現在はいなくなりました。
・8列目は8/8=フルで、フルバックと言います。
その他
- サッカーとラグビー
- ラグビーの得点
- ラグビーと関わりのあった有名人
- キャップは勲章
- マイナーチェンジはしばしば
- ラグビージャージは最強
- “ワールドラグビー”はFIFAのラグビー版
- “テストマッチ”とは国同士の真剣勝負
- ウィンドウマンスはテストマッチ期間
- 日本のラグビー選手は大きくなった!
- ラグビーはフィジカルがとても重要
- 夏の菅平はラグビー王国
- スパイク(シューズ)はサッカーと違う?
- グラウンドも進化
- 魔法のやかん
- 高校は西高東低、大学は東高西低
- 日本代表に外国人?
- 7人制と15人制との違い
- 日本のラグビーは大学ラグビーがベース
- 日本代表はレベルズとウエスタン・フォースに勝利していた!?
- プロ化が日本ラグビーを強くした
- ラグビーナショナルチームのエンブレム
- ラグビー放送解説者もプロ化