接戦に勝つにはゴールキックの精度を上げよ(対イタリア第二戦から)
22-25
残念ながらイタリアから連勝することはできなかった。
イタリアは一戦目よりも激しく当たってきた。
ブレイクダウンで日本代表は劣勢を強いられた。
ジャッカルは一つもできず、イタリアにフェーズを重ねられた。
また、日本代表は一戦目と比べて意図のないキックが多かった。
前半、数少ないマイボールをキックで渡してしまい、イタリアはずっとボールを支配し続けた。
このような状況では日本代表はキックよりも細かいパスでつないでアタックを継続させた方がよかった。
イタリアの勢いに押され、ブレイクダウンでは二人目の寄りが遅れた。
マイボールラックでも何度かイタリアにオーバーされ、ボールを奪われた。
本気のイタリアはやはり強かった。
それでも日本代表のスクラムとラインアウトは安定していた。
前半、唯一の190cm越えのサムエラがシンビンでいないときでもマイボールラインアウトは確実にキャッチした。
これは一戦目から継続できている日本代表の強みになっており、次戦のジョージア戦に向けて頼もしい。
トライは取られたものの自陣ゴール前のディフェンスもしつこくできていた。
しかしながら、
今日はイタリアのプレッシャーが強かったせいもあるが、自陣での反則が痛かった
日本は前半、さほど難しくないペナルティキックを田村が外したのに対し、
イタリアは後半、日本が自陣でを犯したペナルティをきっちりものにした。
今日の敗戦はペナルティゴールの差で敗れたようなもの。
力の拮抗した相手との試合ではゴールキックの精度が勝敗に大きく影響する。
今の日本代表には2015年ワールドカップの立役者である五郎丸のような高いゴール成功率をもつ選手がまだいない。
勝ってなんぼのワールドカップ。ゴールキックを甘くみてはならない。
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