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国際試合について

ラグビーの国の代表同士の試合を“テストマッチ”といいます。
そしてラグビーの場合、ナショナルチームはその国のラグビーユニオン(ラグビー協会)の代表チームを意味します。※リーグラグビーなどユニオンに属さないものもあります。
このテストマッチはその国の威信をかけた戦い(真剣勝負)を意味するため、親善試合とは異なります。
そのため、実力に明らかに差がある場合は試合をせずとも勝敗がわかってしまうため、そのような国同士で試合を行う場合、“強い方”の国のラグビー協会はその試合をテストマッチとは認めない場合があります。反対に弱い方の国のラグビー協会はその試合をテストマッチと認定し、出場した選手に「キャップ」を授けます(ワールドカップの試合だけは力の差が大きくても双方共にテストマッチ扱いです)。代表選手のキャップ数とは、テストマッチに何回出場したかを表すもので、その選手の勲章のようなものです。
先日(10/26)に行われた、日本代表対世界選抜の試合は、日本代表として試合に出場してもテストマッチではないため、キャップはもらえません。

 

よってテストマッチはやってみないと勝敗が分からない国代表同士で行います。
たとえば、“ティア1”と呼ばれる常に世界ランキングトップ10に位置づけられるグループ同士で試合が組まれます。残念ながら日本は“ティア2”のグループにいるため、ティア1の代表チームとのテストマッチはなかなか組んでもらえません。しかし2015年ラグビーワールドカップでの日本代表の成績が功をなし、また2019年のワールドカップが日本がホスト国となっていることから、ここ数年日本代表はティア1の代表チームとのテストマッチが組まれています。これは非常に幸運な状況なのです。現在、日本の世界ランキングは11位です。来年のラグビーワールドカップで初の決勝トーナメントに進むには、トップ8までの位置につけなければなりません。つまりティア1の国を2つは倒さねばなりません。
今回の日本が所属するプールではそれはアイルランドとスコットランドになります。
日本より上位の国と試合をして、その強さを肌で体感し、それに対抗できるように準備していくためには、今勝てなかったとしても、ティア1と試合をする意義はとても大きいといえます。

 

(ティア1)ニュージーランド、イングランド、オーストラリア、アイルランド、南アフリカ、ウェールズ、スコットランド、フランス、アルゼンチン、イタリア
(ティア2)フィジー 、日本、ジョージア、サモア、トンガ 、ルーマニア、アメリカ、カナダ、ロシア、ナミビア、ウルグアイ、スペイン、ポルトガル