ラグビーの得点
ラグビーの正式名称は、「ラグビーフットボール (Rugby football) 」です。
サッカーは、「アソシエーション・フットボール(association football)」。
どちらも足を使うスポーツであり、足技で得点する競技でした。
当初のラグビーはすべてH型のゴールポストにボールを通過させることでしか得点できませんでした。
トライは、ゴールキックを狙える権利を与えられるだけのものでした。従って初期のルールではトライだけでは得点にならず、
トライ後のゴールキックが入って初めて得点となりました。
H型のゴールポストにボールを通過させるそのほかの手段としては、ドロップゴール(DG)とペナルティゴール(PG)があります。
ペナルティゴールは相手が反則をしないと蹴れないため、攻撃して狙えるのはトライかドロップゴールとなります。
ドロップゴールはいつでも蹴ることができます(いつでも得点できます)。
サッカーのようにゴールキーパーはいませんので、簡単そうに見えますが、楕円形をしたボールを一度地面にバウンドさせてから蹴る必要がありますがので、
高いキック技術が求められます。
現在はDGとPGは同じ3点ですが、過去にはDGは4点でした。このときはトライは3点だったので、DGの割合が高かったようです。
その後、DGは3点に、トライは4点に変更され、トライを取り合う試合になっていきました(トライをとればその後ゴールを決めることで更に2点追加できる)。
ちなみにトライ後のゴールキックのことを“コンバージョン(転換)キック”といいますが、
これはトライで一旦とった得点がその後のゴールキックの成功でサッカーと同じ“ゴール(G)”に置き換えられた、ということを意味しています。
トライが4点時代までは、スコアボードでもT(トライ)とG(ゴール)の表記が現在とは違っていました。今は、Tをみればトライ数が一目瞭然でわかりますが、
以前はトライのあとのゴールが決まれば、その時のTの表示にはカウントされず、Gにのみカウントされていました。
例えば、あるチームが1トライ、1ゴールとって10点(トライは4点)のときの表記はTが1、Gが1となります。これが現在では、Tが2、Gが1と表記されます。
つまり、トライ後のゴールが入ったら+2点ではなくて、トライでとった4点がゴール成功で6点に転換(コンバート)されたという意味になっていました。
現代ラグビーはトライ重視になっているため、点数も5点にあがり、トライ数を分かりやすくするためにトライとゴールを分けて表示するように変わり、“コンバージョン”の呼称は
過去のルールの名残を残すものとなっています。
しかしその後、ラグビーにおいてはトライをとること
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