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高校は西高東低、大学は東高西低

全国高等学校ラグビーフットボール大会の優勝校をみてみると、ここ最近は大阪、福岡勢が締めています。なお東日本の高校が優勝したのは2010年の桐蔭学園高校(東福岡高校との両校優勝)まで遡ります。
決して東日本勢が弱いわけではないのですが、大阪、福岡勢の優勢が目立っています。これは小さい頃からのラグビー教育環境の差が大きいようです。
たとえば、ラグビースクール数1位は大阪府で、2位は福岡県。
中学の部活をみても登録チーム数は大阪府が全国の約4分の1を占めてトップ。高校の部活でも大阪府が断トツで多くを占めています。よって東京などではスクールでラグビーを始めた小学生が中学校でラグビーを続けられない場合がありますが、大阪では継続して行える環境となっています。また、東日本では高校になってはじめてラグビーを経験する子供が多いですが、大阪ではそれが中学からと早くからラグビーに接しています。
次に大学に目を移すと、高校とは勢力図は反転し、関東の大学が優勢となっています。
大学選手権では,1984年に同志社が4回目の優勝をして以来,関西勢の優勝はありません。理由としては高校の有力ラガーマンはこぞって関東の大学に進学するためです。ラグビー選手としての将来を考えるとやはりラグビー強豪校に入って活躍したいという夢があるからでしょう。関西の大学が強くなることで、関西の大学に進学する有望選手も増えると考えられるので、なんとか頑張ってもらいたいところです。